IR情報

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長執行役員 新美 司

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

ここに当社第44期連結会計年度(2024年4月1日から2025年3月31日まで)における事業の概況をご報告申し上げます。

当連結会計年度の経済概況は、米国経済のK字回復や円安が継続し、国内では、物価上げ・賃上げ・利上げの局面となり、インバウンド消費も拡大しました。外食産業全般では、値上げによる増収の一方、原材料・物流費等の高騰や深刻な人手不足問題等が続きました。

このような環境下で当社グループは、コロナ禍で痛んだ資本の増強を完了し、営業面では、企業理念を中心に据えた組織強化を図りつつ、着実な出店・業態の整理・店舗リニューアル投資とともに、フランチャイズ事業の拡大に努める一方、中食店舗は不採算店を整理した上、子会社間での営業譲渡により全19店舗を外食店に統合しました。

当連結会計年度の出退店等としては、プロデュース事業の店舗を含み、出店6店舗(愛知県3店舗・埼玉県・静岡県・奈良県)、業態転換2店舗、改装5店舗、および退店30店舗(愛知県22店舗・岐阜県5店舗・静岡県・三重県・兵庫県)でした。

以上の結果、当連結会計年度末のグループ店舗数は97店舗(直営店84店舗、フランチャイズ店12店舗、およびプロデュース店1店舗、前期末比24店舗減少)となりました。

外食事業では、各業態での売価見直しを進め、主力業態「一刻魁堂」「ロンフーダイニング」のリブランディング改装、「有楽家」の出店等を推進した結果、外食直営店の既存店売上高は前年同期比104.4%と伸張しました。

費用面では、原材料価格の高騰が続き売上原価率32.6%と同0.6ポイント悪化した一方で、売上の増加等により、エネルギーコストが同0.4ポイント、人件費が同0.1ポイントそれぞれ低減しました。

以上により、当連結会計年度の売上高は7,969百万円(前年同期比4.3%の増収)と過去最高を更新しました。

利益面では、営業利益184百万円(同38.6%の増益)、経常利益193百万円(同35.7%の増益)となりました。

また、中食事業直営店「50年餃子」全店舗および外食事業直営店1店舗に対して減損損失65百万円を計上した他、業態転換・改装・退店に伴う固定資産除却損37百万円、および同売却損9百万円、以上112百万円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は57百万円(同27.9%の減益)となりました。

当社は「おいしさと楽しさを創造し、笑顔あふれる社会づくりに貢献すると同時に、全社員・パートナーの物心両面の幸せを追求する」を企業理念に掲げ、「社員・パートナー(パート・アルバイトのこと。)の意識の高さにおいて外食産業日本一(まずは東海エリアNo.1)」を経営目標に置いています。当社グループは引き続きお客様のニーズを第一に考え、お客様から選ばれる企業を目指し前進してまいりますので、株主、関係者の皆様には、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社 JBイレブン
代表取締役社長執行役員 新美 司


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