IR情報

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長執行役員 新美 司

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

ここに当社第43期連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)における事業の概況をご報告申し上げます。

当連結会計年度の経済概況は、世界的インフレが継続し、円安が進みました。国内消費は、賃上げの波及やインバウンド消費が盛り上がりをみせ、対面サービスの需要も回復しました。外食産業全般では、アフターコロナとして夜間マーケット縮小や、原材料等の高騰、人手不足問題等が続きました。

このような環境下で当社グループは、前期に発行の第6回新株予約権(行使価額修正型新株予約権転換権付)により、当期間に154百万円の資本拡充を図りました。

営業面では、企業理念の浸透を中心に据え、人材育成・組織強化を図りつつ、着実な出店・リニューアル投資とともに、外食・中食ともに不採算業態・店舗の整理を進めました。また、仕入物流体制の改革を図り、プロデュース店を含むフランチャイズ事業の拡大を進め、利益改善に努めました。

当連結会計年度の出退店等としては、プロデュース事業で初開業した1店舗を含み、出店7店舗(愛知県5店舗・千葉県1店舗・兵庫県1店舗)、業態転換1店舗、改装6店舗、および退店14店舗(愛知県5店舗・岐阜県2店舗・三重県1店舗・京都府4店舗・滋賀県1店舗・大阪府1店舗)でした。

以上の結果、当連結会計年度末のグループ店舗数は121店舗(直営店107店舗、フランチャイズ店13店舗、およびプロデュース店1店舗、前年同期比7店舗の減少)となり、それらの内訳は部門別概況のとおりです。なお、当連結会計年度の末日にあたる3月31日の営業をもって退店した1店舗は店舗数から除外しています。

外食事業では、新業態「鯱ひげ」を開発し中部国際空港セントレアに出店する一方で、「ロンフーキッチン加木屋中華」および「猪の上」業態を撤収しました。また、各業態で売価の見直しを進めつつ、主力業態「一刻魁堂」のリブランディング改装を推進しました。これらにより、外食直営店の既存店売上高は前年同期比110.3%と伸張しました。

原価面では、食材仕入れ価格の高騰が続き、売上原価率32.0%となり前年同期比1.3ポイント悪化しました。

販売費及び一般管理費面では、不採算の業態・店舗の整理、エネルギーコストの低下、およびコストコントロールの徹底が進み、その売上高に占める割合は66.2%となり、同7.1ポイントの大幅な改善となりました。

以上により、当連結会計年度の売上高は、過去最高の7,642百万円(前年同期比7.4%の増収)となりました。

利益面では、営業利益132百万円(前年同期は営業損失288百万円)、経常利益142百万円(同経常損失290百万円)となりました。

また、退店・改装等に伴う固定資産除却損20百万円、減損損失14百万円および退店に伴う損失3百万円、以上合計38百万円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は79百万円(同親会社株主に帰属する当期純損失318百万円)となり、各利益段階で前期に比して大幅な増益となりました。

当社は「おいしさと楽しさを創造し、笑顔あふれる社会づくりに貢献すると同時に、全社員・パートナーの物心両面の幸せを追求する」を企業理念に掲げ、「社員・パートナーの意識の高さにおいて外食産業日本一(まずは東海エリアNo.1)を目指す」を経営目標に置いています。当社グループは引き続きお客様のニーズを第一に考え、お客様から選ばれる企業を目指し前進してまいりますので、株主、関係者の皆様には、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社 JBイレブン
代表取締役社長執行役員 新美 司


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